08/28
2025
不動産業界におけるクライテリアとは?

今回は、不動産業界に従事している中で耳にする「クライテリア」という用語について解説します。
記事の目次
不動産業界におけるクライテリアとは?
不動産業界における「クライテリア(Criteria)」とは、意思決定や判断を行う際の基準、尺度、指標、規範、標準などを指す言葉です。
特に不動産の投資、売買、賃貸契約、評価など、様々な局面で使われます。
具体的なクライテリアの例
具体的なクライテリアの例をいくつかご紹介します。
不動産投資・売買におけるクライテリア
投資家や企業が不動産を購入・売却する際に重視する判断基準です。
立地
- 交通利便性(駅からの距離、バス停、主要道路へのアクセス)
- 周辺環境(商業施設、学校、病院、公園、治安など)
- 将来性(再開発計画、人口動態、経済成長見込み)
- 災害リスク(洪水ハザードマップ、液状化リスクなど)
物件の特性
- 種類(マンション、オフィスビル、商業施設、倉庫など)
- 築年数、建物の状態、構造
- 広さ、間取り、設備
- 汎用性(様々な用途に転用できるか)
収益性
- 表面利回り、実質利回り
- キャッシュフロー(家賃収入、維持管理費、ローン返済など)
- 空室率、テナントの質、リース期間
- 将来的な賃料上昇の見込み
リスク
- 市場リスク(景気変動、不動産価格の変動)
- 流動性リスク(売却のしやすさ)
- 金利変動リスク
- 法規制リスク(建築基準法、都市計画法など)
財務指標
- LTV(Loan to Value:総資産有利子負債比率)
- IRR(Internal Rate of Return:内部収益率)
- NPV(Net Present Value:正味現在価値)
賃貸契約におけるクライテリア(入居審査基準)
物件のオーナーや管理会社が入居希望者を選定する際の基準です。
家賃支払い能力
- 安定した収入があるか(年収、勤続年数、雇用形態)
- 家賃が月収の約1/3以内であるか
- 収入証明書の提出
信用情報
- 過去の家賃滞納歴
- クレジットカードやローンの返済履歴(保証会社利用の場合)
- 自己破産歴の有無
人柄・態度
- 面接時の対応、言葉遣い
- 近隣トラブルを起こす可能性がないか(居住形態や人数など)
連帯保証人
- 連帯保証人の有無、支払い能力、信用度
- 保証会社の利用可否
不動産評価におけるクライテリア
不動産の価値を算定する際の基準です。
取引事例比較法
- 類似の不動産の取引事例から比較検討
収益還元法
- 将来得られると見込まれる収益を基に価値を算定
原価法
- 再調達原価(同じ建物をもう一度建てた場合の費用)を基に算定
公的な価格
- 地価公示価格、相続税路線価、固定資産税評価額など
不動産M&Aにおけるクライテリア
不動産会社や不動産事業を売買する際の評価基準です。
企業の実績・ノウハウ
- 物件の仕入れ能力(独自のネットワーク、金融機関とのパイプ)
- 評価ノウハウの体系化
- 専門性や技術力(建築業の場合)
収益性・安定性
- 安定した収益基盤、高い入居率、長期リース契約(賃貸業の場合)
- キャッシュフロー、利益水準
資産内容
- 保有している不動産の質、立地、競争力
- 負債の状況
組織・人材
- 優秀な人材の確保、技術継承・人材育成の仕組み
- 管理体制
まとめ
このように、不動産業界における「クライテリア」を構成する要素は、それぞれの業務フェーズや目的によって多岐にわたります。
総じて、客観的かつ公平な判断を行うための重要な指標ということになります。
私がこの記事を書いたよ!
おゆき アセットマネージャー、副業ブロガー / 男性
建築会社で主に「アセットマネジメント」と「土地活用コンサルティング」をしています。 ブログ副業で稼ぐノウハウブログも運営中。 「人を豊かにすることが、自分自身が豊かになる最善の方法」をモットーに情報を発信しています。